
すでに神棚がある、または引っ越し等で新たに神棚を設ける。どちらの場合も、その場所をいま一度、確認してみてください。その場所は本当に正しいでしょうか? 神棚は神さまのお住まいです。神道の世界では不浄をもっとも忌み嫌いますから、清潔で南向きか東向きの見上げる高さに設けます(トイレの近くなど厳禁です)。【お神札の神座の順位】
神棚にはお神札を祀りますが、さて正しく並んでいるでしょうか?【正しい参拝の作法】
お神札の神座の順位は、横に並べてお祀りする場合には神棚の中央を最上位とします。次に向かって右側、その次が左側となります。中央はもっとも清浄な聖域とされ、この中央、右側、左側の序列は、神道の儀式全般に共通します。
したがって、中央には「天照皇大神宮」と記された神宮大麻を祀ります。「天照皇大神宮」は、全国数万社の神社の頂点に立つ伊勢神宮(正式名称は神宮)の御祭神です。そして向かって右側に氏神さま、左側にその他の崇敬する神社のお札をお祀りします。
また神棚の構造上の理由等でお神札を重ねてお祀りする場合には、一番手前を最上位とします。したがって神宮大麻は一番手前にお祀りし、その後ろに氏神さま、次にその他の崇敬する神社のお神札を重ねてお祀りします。
※伊勢神宮について 二千年の歴史を持つ神宮には、正式には内宮と外宮があります。それぞれ天照大御神と豊受大御神を祀っています。さらにこの両大神宮の正宮に対して、別宮、摂社、末社、所管社が所属して存在し、すべてで125の宮社を数えます。
天照大御神は天皇家の御祖神であり、歴代の天皇が厚く御崇敬になられています。また天照大御神は国民の総氏神でもあるのです。
神社での正式な参拝作法をご存じですか?
神社にお参りするときには鳥居をくぐりますね。この鳥居は、日本人にとっては空気のような存在でとても身近なものといえます。ここから先へ進むとき、参道の中央は避けて通りましょう。神道では「正中」と言って、そこは神様の専用通路なのです。鳥居は聖と俗の世界を分かつものであり、神域への入り口を示した目印です。
神道では「身を清める」ことをとても大切にしています。多くの神社では、鳥居を入るとすぐに手水舎(てみずや。ほかにも読み方多数あり)があります。これは手や口といった不浄な場所を清めるためのものです。ちなみに全身を清めることを禊(みそぎ)といいます。
お賽銭を入れたら、まず鈴の緒を振って鳴らします(鈴で神様を呼び起こす意味があるといいます)。
賽銭を投げ入れてすぐに祈り事をしてしまう人が圧倒的多数ですが、日本人たるもの、正式な参拝の作法を身につけておきたいものです。正式には二度深々と頭を下げ、拍手を二回します。次にもう一度深いおじぎをしたあとで手を合わせて祈願をするのです。語呂がいいので「二拝二拍手一拝」と覚えるとよいでしょう。
(※ただし、神社によっては特殊な拝礼作法を行っている所もあります)
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